塩昆布をつまみながら、おぜんざいをすするよに
甘いもんをたべたら
辛いもんがほしくなり
からいもんをつまんだら
あまいもんに手が伸びる
あまもん → からもん → あまもん → カラモン → あま・・・・・・
乙女にとって、ひじょうに危険なのだけれど
あえて、その抗いがたいスパイラルに身をまかせたい心情も、たしかにある
昨夜は、
去年仕込んだ梅酒の出来をしらべてみた
おととしのやら、もっとまえの瓶やらと比べてみる
去年はシナモンスティックを入れてみたので、風味がちがう
ほんとは、ブランデーと黒糖で漬けたものとか、レモンとオレンジの果実酒もあったんだけど
お酒の味はすきなわりに、アルコールに弱いこの身、
ほかの試飲はやめておく
やはり、年代ごとにまろやかさもちがうので、「 人間と同じなのね・・ 」と、ありがちな感想を
思い浮かべてみるも、
昨今、
「 歳をとるほど丸くなるなんてウソ、
だんだん幼児のよに抑制がきかなくなって、わがままで、尖がってくる 」
とも論じられていることを、はた、と思い出した
やはり、人間と、梅酒や葡萄酒はちがうのか?
いや、年代もののお酒だって、
まろやかだけではない、他人を近づけないよな一癖もあるからやっぱり同じか?
なぞと、
甘い梅酒をやりながら
しおっからいカキピーをつまみながら
かんがえた
この夜も、気づけば、甘辛スパイラルに身をまかせている