可能な限り外出はしたくないのだが、そうもいかないこともある
先日、買い物に行って、
お店の前のスペースがいっぱいだったから、自転車を通りの柵沿いに止めておいた
ほんとうはいけないのだけど、数分の間だからいいよね、という悪市民
レジが混んではいたけれど、そない言うほどでもない
で、数分後、みごとに自転車は消えていた
セールで買った食器やリネン類も重いので入れたまんま
おおきくうろたえ、行ったり来たりしながら辺りをさがす
いったん呆然と立ち尽くして、
また行ったり来たりを再開しだし、動物園の猿みたいにウロウロする
や、やられたか・・・ やりよりやがったか・・・
ガックリしょんぼりするも向かいに交番がみえ、奮い立ち、ころがりこんだ
「 じ、自転車が! アタイのじてんしゃがーっ
盗っ人に! ぬすっとにー
はよ探してー! はよやっ (こんな言い方ではありません) 」
もとはといえばじぶんの蒔いた種のくせに被害者ぶる
あまりに必死で、血の気が引いた主婦の姿がこっけいだったのか
半笑いなかんじのおまわりさんは
「 あの・・ついさっき自転車撤去にきていましたよ
だいじょうぶ、きっと明日みつかりますよ 」
と、なぐさめていただいた
え ? あ・・・、そうなのー?
帰宅して、おまわりさんに教えていただいた手順で照会してみたら
やっぱり正々堂々と撤去されていた
本来ならば自業自得の結果、無くなっていたとて、己の愚かさをかえりみつつ
ああ、これも痛い授業料ね、と反省するべきだろうに、
人間は、というか、わたしは未熟だ
すぐだれかのせいにしようとしたがる
受け取りにいって、もしカゴにいれた買い物袋もまだあって、
たとえ陶器がバリンバリンに割れていたとて、けっして悔いたり、驚いたりしないことにきめた
自転車があっただけラッキー! なはずだもんね
*画像お借りしました