近所に、ビストロとカフェの中間みたいな小さいお店があって
料理もお菓子もよくできている
先日はおつかい帰り、ここんとこの猛暑で歩き疲れ
晩ごはんの用意のまえにー!
気合をいれるためー!
もっそ、おいしいやつをつくれるようー!
かぎりなくベストにととのえるべくー!
ほんとは寄るつもりは「なかった」けどー!
主婦として血の涙でー!
ちょいと一杯ひっかけることにした
たっぷりのハイネケン生と、
大皿の前菜盛り合わせに、アンチョビバターのフレンチフライで満たされる
おなかはいっぱいになったが、
カウンターの菓子器に、おいしそうなシナモンロールが積んであった
わたしはこれに目がなくて、みかけたらついつい買っちゃう
お土産にと、ふたつ包んでもろうたら、お店の方が食べ方を説明してくだすった
「 8秒レンジにかけて、そのあとトースターで軽く焼いてくださると
いちばんおいしいと思います 」 だそうだ
すぐほおばりたかった私は、
常温のシナモンロールのミチっとした感じも好きなので
がまんできず、その日の晩はそのまま食べた
かなりおいしくて、パン専門店で買うのより気に入ったかもしれない
と、なると、すすめてくださった食べ方もひじょうに気になる
しかし、のこりはあと一つ
そのお店はたしか日替わりで菓子を焼いているはずだから、
明日行っても、シナモンロールはたぶん無いだろう
どうすっか・・・・・・・。
鬼になった
帰宅した家族に、みやげの存在を知らせず
ひとりでお店にはいったことも告げず
次の日のお三時、例のものを説明にしたがって手をくわえ、食べた
マーベラスなおいしさだった
人道からはずれようとも、我、一片の悔いなし