ちかごろ、昭和のなつかしソングを特集したよな特番がいろいろあって
けっこう人気があるらしい
たしかに歌のなかでも、これを聞いたらジンとなる、って曲が誰しもあり
わたしはなんだろうな、と考える
すると、それは、唱歌の 「 故郷 」 だった
それも、歌唱力のある、由紀さおり姉妹とか、エグザエルのあつしさんなぞが
滔々と唄いあげられるようなやつではなく
中高生が、卒業式なぞでうたっているもののみ、目頭があつくなるのだ
一番、二番はふつうに聞いていられるのに
三番がやってくると、心が粟立つ
志を果たして
いつの日にか、帰らん
山はあおきふるさと
水は清きふるさと
とくに 「 志を果たして、 いつの日にか帰らん 」 の部分では、毎回鼻汁をすする
それぐらい感動するものの、
よくかんがえてみると
自分は、故郷に錦をかざるぞ、のように、りっぱな志をもったこともなかったし
いつの日か帰ろう、みたいに故郷から一時間以上はなれて暮らしたこともない
なので、なんでそこまで共感してんの、的な疑問もあるのだが
まったく己とかぶらなくても、ジンとくるのは自由じゃあないか
あと、かならず泣けるのは
星飛雄馬さんの、肩のつぎあてを見たときね