お八つと、テレビ欄


女性ですが、大五郎と申します。
by qqpm6m89
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吉田簑助



ことし、二度目のお浄瑠璃

もはや舞台を観に行く、というより、

吉田簑助の女人形を観にゆく、というほうがしっくりくる

彼の手がふれる彼女がでてくると、私はまばたきをわすれてしまうから

しぜん、ほかの登場人物をみておらず

話のすじも何も、いまひとつおぼえていないことがおおい

しかし今回、吉田玉女演ずる俊寛僧都のクライマックスは迫力が秀逸であった




とはいえ、やっぱり吉田簑助

なんなのだろう、彼の技は


文楽の場合、たとえば舞台で台詞のないときの登場人物は、

ともすれば 「 ただの人形 」 に映る瞬間がすくなからずある

しかし簑助人形にはその瞬間がない  まったく無い

歌舞伎の伝説的の女形のよな、

いや、それを上まわる微細なたおやかさと、

生き物のみが持つはずの、むわむわとした熱量がある

こんな細かき技が、脳の病で倒れた四肢に可能なのだろうか

否、

彼だからこそできる所業である



簑助の人形が舞台にでるかぎり、

できるだけ観る場にめぐまれたいものだ、とつくづく思う



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by qqpm6m89 | 2014-07-23 10:57 | すてきー | Comments(0)

あがる語



なんとのう、気が上がる言葉、というのがあって

そしてそれはなにも、粋で知的なものだけとはかぎらない



しばらく私は、 「 マジっすか! 」 にひどく反応している

なかなかじぶんでは使う機会にめぐまれないけれど

お若い方が発するのを耳にするたび、キキキと笑えてきて、なぜか一人うれしがる

この半世紀くらいの中でも、一、二をあらそうほど可愛げのあることばだとおもう

「 マジっすか!」   いいね~




で、ちょっとまえから、どこかで聞いた

「 おシャンティ 」 っていうのもかなり気になっていて

これはみずからちょいちょい会話にはさんだりもしがち

おもむろに、


「 あれは、出てる人も、調度も、ストーリーも、すべておシャンティだったね~ 」


なぞとぶちこんでみる




まわりの人は、100%とびあがる

死語なのか、若者言葉なのかはわからないけれど

100%、どん引きされる

しかしいいではないか、おもしろいし、じぶんの気があがるんだもん

アハハハハ




このふたつは今のわたしにとって、

まさに、ゴルフキャスターの戸張 捷さんが連発する

「 ステディなゴルフをしますよね 」 

のあとの、

ぜったい鼻の穴膨らませているにおぼしきワードと同等の、贔屓筋なのだ

by qqpm6m89 | 2014-07-18 11:30 | すてきー | Comments(0)

華ある花



カサブランカの花は、一輪でもつぼみが、三つ四つ付いていて

とても、とても、はなやかである


満開になったそのさまは、かるく子供の顔くらいのおおきさがあり

フリルをあしらった上等な布のようでもあり

まわりを制するかぐわしい薫りを放ち

いつみても、

なんとも、華のある花だな、と見惚れてしまう





生まれついての大女優のよな趣きをもつカサブランカ

圧倒的な美と存在感に対しては

やっぱり無条件でひれ伏してしまう


女は女にきびしい点数をつける生き物ではあるけれど

つまらぬ嫉妬をもたせる隙もなく

ただ、ただ、称賛のみをうけるために生まれてきた女花である

by qqpm6m89 | 2014-07-08 22:31 | すてきー | Comments(0)

夏特集



夏本番がちかくなると

書店にもダイエット特集の誌面がならぶ


「 夏までにマイナス二キロ!」 とか

「 ウエスト三センチ減! 」 等々



よくかんがえれば、

毎年毎年、いや、年がら年中、この手の謳い文句はあふれているのだけど

毎年毎年、目を皿のようにして食いついているじぶんが居る

で、ハッととなりをみれば

おなじように、尖ったナイフのごとき真剣な眼で喰い入る女子ずらり




そういう光景を

世の男性や、セルフコントロールの効いた女性たちは鼻でわらうのだろうが

わたしは抱きしめたい


この懲りない健気さ、

駄目駄目で、何度も失敗しつつトライをあきらめきれない往生際のわるさ


かわいらしゅうて、いじらしゅうて

じぶんも含め、抱きしめたい

by qqpm6m89 | 2014-05-28 10:54 | すてきー | Comments(0)

白ファッション



昨年あたりからの白ブームは盛り上がる一方

どのファッション誌をみても

すてきなハイクラスの白スタイルにはうっとりするばかりだ

とくに初夏、

わたしだって白着たい



で、さっそく、おろしたてのよそゆきを身にまといお出かけする

身も心もすがしいわ

きぶんも高揚したまま、お八つに二条若狭屋さんで苺のかき氷をたべた

帰りがけには、

真白なジャケットに、苺汁が三つにじんでいた

くっ、となった




わかっていたけど、

わかっているけど、

こぼし屋が手をだしてはいけなかったのか

私の恋慕は白服にとどかないのか

いくつになっても、

永遠に

by qqpm6m89 | 2014-05-23 10:29 | すてきー | Comments(4)

げすメン



巷には、

小耳にはさむよな世間話に、いがいとおおきな価値がある



ひと月ちょっとまえ

お店のカウンターでご飯をよばれていたとき

となりのお若い男女ふたり組みから、すごい情報を得た

なんでも、今、 「 げすメン ( ゲスいメンズ ) 」 というのが

一大勢力をふるっている、というのだ



青年は、

「 ぼくはカンケーないんっスけど、彼女はゲスメンにネットで絡まれているそうなんッス 」

と、仰っていた

ほんとですかー? そんな一大勢力がいるのー? ケラケラケラ  と、笑ったら

絡まれ女子も

「 居るんですよ~ 」   と、まあまあシリアス顔




すごい時代になったものだ

ゲスいメンズが世のなかを席巻しているとは!

しかし、

ゲスいメンズ、ってどんなんなのさ






 

by qqpm6m89 | 2014-05-01 11:35 | すてきー | Comments(0)

お浄瑠璃



年明けのきぜわしさも段落し、

まだかすかにのこる新春の華やかさもたのしみたい

国立文楽劇場へ人形浄瑠璃でもみにいくか、と一人思い立つ




文楽というと、

むしろ子供のころのほうがなじみがあったというか、

園児のころの社会科見学とか、親につれられてとか

当時はもちろん、話言葉のききとれぬ人形劇としておもしろがったり、

大半は退屈したりしながら座っていたようにおもう

以降、

青少年、青年時代にはとんとご無沙汰となって縁遠くなり

妙齢になった今、また思い出したかのように楽しんでいるのだ




能や歌舞伎なぞでもそうだが

男性が女性を演じたり、老人が若人を演じたり、と

異質なものが異質な役を演じ、それがしぜんな姿にみえてくるところに妙がある

人形浄瑠璃はそういうものに輪をかけて、

あきらかにつくりものの硬そうな物体を、黒子のみならず、

操り手は素顔をおおきくさらしたまま視界に入ってくるのに

段々、違和感がなくなり、形が人にみえてくる

けっしてリアルな作りではない人形の

こと、後ろ姿ににじむ生身の質感にはハッとさせられる



さすが伝統芸能だけあって

人間国宝の師匠がたも大勢いらっしゃり

太夫、三味線、人形遣い、と、三業どの分野もすばらしいけれど

やはりわたしは、人形遣いの

「 三代目・吉田 簑助 (よしだ みのすけ) 」 に圧倒される

彼が手にした女形のなんとなまめかしいことよ

体温をもたぬつくりものに

一瞬で血がかよう瞬間が、

人肌の温度が、

「 感じる 」 以上に、もっとむきだしに 「 目 」 に映る

何の知識ももたず、初めて文楽をみる者が、舞台のどなたを簑助と知らなくとも

きっとかならずわかるだろう

かならず視線が止まるだろう

そのくらい図抜けているのだ


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つい最近まで、この時代にうまれたからこそ目に出来るしあわせにあまり頓着がなかった

「 いつでも見れるでしょう 」 

「 いつでも行けるでしょう 」 

「 いつでもできるでしょう 」    と


しかしそうではない

だからといって、あれも、これも、なにもかも、では、少々欲深い

けれどもし、深く琴線にふれたもので、

享受できる時間と機会と、身の丈にそぐうた懐ができたときには

できるだけ出向いてゆきたいものだ

簑助が操る遊女をながめながら、深く深くそう思う

そうおもう


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by qqpm6m89 | 2014-01-19 14:54 | すてきー | Comments(4)

ナポレオンコート




お歳暮の品を手配しにデパートへ行ったついで

洋服売り場もちょっとうろついてみた



あてもなくぶらついていたら

紺色のかちっとした、ラインのきれいなコートが目につく

まあ、すてきね~

店員さんが、「 お客様は背がおたかいのできっとお似合いですよ 」

なんて、袖を通させてくだすった

ほんとすてきー

なんか、スマートだしー

いいわねー、年末だし贅沢しちゃおうかなー

なんて、すぐ浮かれる



店員さんは、さらに 「 このナポレオンタイプのデザインが・・・」 と仰った

あ、こういうのがナポレオンコートっていうんだ

なるほど、

たしかにダブルボタンのあたりがボナパルトっぽいわ

とっても洒落ているんだけど

「 ナポレオン~ 」 なんて、どえらい偉人の名前のついた上着を選ぶのが

急に気恥ずかしくなってきた

それのなにがはずかしかろう、って話だが


平凡な一主婦のわたしのなかにひそむ、ぎらぎらとした野心が

彼のような大それた革命をおこしたいとか考えてるんじゃああるまいか

そういう無意識の心理が

はからずも衣装を真似ようとする行動に現れたのではないだろうか

ナポレオンっぽく見られたい、的な

むしろナポレオン・大五郎・ボナパルトと呼べ、 的な






という話を家庭でしてみたら

で、買わなかったの? ばかみたーい、 と

わたしの葛藤は一蹴されたのよ

by qqpm6m89 | 2013-12-13 12:29 | すてきー | Comments(2)

ベリッシモさん




夜、晩ごはんにありつくため、

御池通りから河原町にむかってあるいていた

すると、どこか気にかかる男性があるいていらっしゃる

後ろ姿と、斜め後ろと、横顔くらいしか拝見できなかったが

すっと伸びた姿勢と、容姿は外国のお方のよう



外国の方といっても日常茶飯事のようにみなれているご時世だから

なんら気にとめるまでもないのだが、その方はどこかちがった

たったお一人で、カバンも持たず、ゆっくり、じつにゆっくり歩いておいでだからだろうか

それに、とても楽しげである

どなたかに似ているな、と考えていたら

テレビでお見かけする、料理研究家のベリッシモさんによく似ているかんじ

彼は、「 かわいげのあるハンサムさん 」 で、みていてとても好ましい

イタリア男性は、おしゃれでモデルのように端正な顔立ちの方が多いが

お国気質なのか、皆、とても人懐っこい笑顔にくずされるのがよい

とくに彼は、少し東洋の風貌もかんじさせるお顔立ちなので、

よけい親近感が増すのだろう

でも、きのうみた方の斜め前姿は、目の色も印象もかなり欧州人っぽい

ちがったみたいね




で、そのあと、ごはんをたべながら

「 さっき、交差点で隣になったひと、ベリッシモさんに似ていたねー 」

なんて話をしたら

「 本物のべリッシモさんだよ 」  と、気配にすぐ気付く夫が言った

ていうか、よく気付いたね

僕とちがって鈍感なひとなのに   とか、失礼なことも言う

たしかに、私は今まで超・有名人にもまったく気付かない人間だった

ことごとく、あとのまつりタイプ

きっと皆さん、オーラを消されるからだろう



ベリッシモ・フランチェスコさんに気付いたのは、

かなりゆっくり悠然とあるかれていたことと、陽気なオーラが発散されていたせい

でも、やっぱりみまちがいかもよー

なんて、帰宅後半信半疑HPをみてみたら、やっぱり丁度京都にいらしたみたい

テレビどおり、実物もすてきだったわ


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by qqpm6m89 | 2013-10-11 11:07 | すてきー | Comments(2)

伝歌力



きょうの 「 あまちゃん 」

よかったわあ


薬師丸さんが歌いはじめた直後5秒、まぎれもなく粟立った

このところ、テレビでこういう感覚なかったから、ほんとうにおどろいた





彼女のうたい方は

十代のデビュー曲のころから特徴があって

どこかママさんコーラス的な、

どこか素人的な、音程の 「 ふるえ 」 みたいな箇所がある

そのふるえは、お若い女の子の歌い方にしては、かなりかけはなれたもので

当初から、なんだかわからぬざわめきを感じたものだ

上手いのか、下手なのか、ぱきっと言いきれぬよなふしぎな均衡

若者は、いわゆる本物をきらう時期があり

嫌う、というより、重くかんじて、青春の軽やかな部分と相いれないのだろう

彼女は当初から、その本物の重みをまとっていて

ほかのきらきらしたアイドルや人気女優とは、一線を画していたが

芝居でも歌でも確固な結果をだしつづけ、今尚そうで

いちどたりとも、 

「 薬師丸ひろ子って、なんか落ちたよね~ 」 なんてよぎった瞬間がない

これは浮き沈みのはげしい芸能界では稀有なことではないだろうか






小泉今日子さんがうたう、変わらぬ 「 プロのアイドル魂歌唱法 」 も見事だが

聞いてるものの血肉や皮膚を、ぐぐっとたぐられるような

今朝の薬師丸さんの唄はみごとだった


いや、じつにみごとだった

by qqpm6m89 | 2013-09-25 09:40 | すてきー | Comments(0)


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