朝、ただの部品を、指輪のプレゼントだと思い違いをした
寝間に走って、
「 指輪とちがうやんかー 」
「 じぶんが勝手に勘違いしたんやんかー 」
「 まぎらわしいやんかー 」
なぞと、 アンガールズのべちゃべちゃ喧嘩みたいに胸元をたたきあった
家の人は、
若草色のかばんを欲しがっていたからそれにしようと思ってたのに何故怒るのさ!
と、言った
たしかにそうだ
たしかにそう言っていた
が、朝、勘ちがいしたよな、期待の裏切りなら女性はウェルカムなのよ
とか、女心を力説しつつ
夜道にお店へむかい、もともと欲しかったトートバックを買っていただいた
イチゴのケーキも買った
葡萄酒も冷えている
なんやかんやいいつつ、楽しい一日だった