千秋楽をまたずして
堂々たる相撲で、大関・琴欧州の優勝がきまった
ここんとこケガもあったりで、精彩に欠けていらしたが
強い両横綱もみごとにやぶる立派な戦いぶりだ
大関になられてからもう長いのに、優勝とは縁がなく、何度も唇をかまれたことだろう
ブルガリアからかけつけた大きなお父さんも、
きゅうくつそうな小さい升席のなかでほんとにうれしそうだったな
大関も、ニコニコと子供のよな顔をしておられたな
よかったな
よかったな
以前 「琴欧州ブーム」は、もっと白熱していた
ヨーロッパ出身の関取もめずらしかったし、強いし、あの端整なお顔、
人気が出ぬはずもないだろう
「角界のベッカムちゃん」 みたいな熱狂ぶりで
テレビやら、CMやらにもひっぱりだこだった
ブルガリア出身の関取が 「明治ブルガリアヨーグルトー」 なんて歌うお姿もかわいらしい
が、ときどき 「え!」って言うよなイベントもあったものだ
何年かまえ、街中のホテル前を通ったとき
「 琴欧州関と、おしゃれで楽しいトークを 」
なんてポスターが貼られていた
関取ファンのミセスのための、お食事つきのトークショーなのだと思う
思うが・・・・・
お洒落で楽しいトークを、って
お相撲さんは、もとより口数が少なくて有名
ましてや大関も、けっして饒舌で気の利いたことをお話になるタイプではない
無理がありすぎやしまいか
トーク・・・・はずむかなぁ・・・
舞の海関みたいなひとなら、そつなくこなすのだろうけど
ああ、心配