母の日ありがとう、お母さんありがとう、
と、言うのは、もう何十回目だろう。
子供のころは、幼稚園や小学校でこしらえた折り紙のカーネーションとか
肩たたき券とか、おてつだい券をプレゼントに。
わたしは、ごんたな少女だったから
何枚つづりにもなったお手伝い券も、二回目くらいから手渡されると
いやや!
と、叫んでトンズラしていた。
じつに悪い子供である ( 父の日も同様 )
両親に贈るプレゼントも年々変わってくる、それが時々胸をきゅっとさせる
昔から視力の良い母親も
今では、すっかり老眼鏡のお世話になっていて
見慣れぬメガネ姿をみると、ああ、おかあちゃんも歳をとったんだな、と
実家にもどると、しょっちゅう 「 メガネはどこにやったっけ? 」 なーんて探してる
きっと、出先でもそうなのだろう
だから今年は、洋服の襟元につけられる
ボタンブローチ型の眼鏡ホルダーを選んだ
かわいい金色の犬のテリアの形をしてて、首輪の部分に小さい宝石がついていて
下に輪っかがぶら下がっているから
そこに柄をひっかけておくよなタイプ
おかあちゃん、
これなら失くさないし、お洒落のじゃまにもならないね
いつも、ありがとう