町をあるいていると
時々、外国からいらした方に道を聞かれることがある。
そういうとき、私は俄然はりきる
以前、出先の大阪駅で、アジア人の少女に電車のホームをたずねられた。
大阪の街にはまったく疎いうえ、方向音痴
つまりは、わからない
が、 「 マカシトキー 」 と、女の子の手をひいて
駅員さんに聞きに行く。( この時点でちっとも「まかしとき」でない )
向うのほうに、少女のご家族らしき方もいらしたから
急に娘が手をつながれていったので、人さらいではないか?、と心配されたことだろう。
今日は、欧米人カップルに地下鉄乗り場を聞かれた。
そこからはちょっと離れていたし
英語は 「 ハロー 」 くらいしかできない私 (←実話)
「ウィズ・ゴー」 と言って、一緒に歩く。
外人さんカップルは、その英語に腰をぬかしていた
お二人はスイッツァランドから来られたようで、女性は小柄のショートカットでとっても可愛らしい
それまでも随分歩いていたのだろう
「 つかれた? 」 「 歩くのしんどい?」 と、日本語で話かける。
腕を振って歩く真似と、疲れないか、の真似をしたら( ←今どき!)通じた
男性はたくましいが
女性は、小鳥のように華奢。 ニコニコしているが疲れていそうだ
よっしゃ、マカシトキー
タクシーに乗り込んで、一緒に二人も押し込んで、ワンメーターをご馳走する
荷物も沢山かついでいらしたから、喜んでくださった。
ささやかな国際親善
私も海外旅行に行ったときは親切にしてもらったものだ
じゅんぐり、じゅんぐり、と
厚意は世界を巡ってゆくものなのだろな