ずいぶんまえから、
毎年、お正月前後とか、お盆前後に双方の親からべつべつの食事に誘われる
今回はなんとも洒落たフランス料理やさんで、
ふだんは我が家には縁のないトリュフがふんだんにつかわれたお料理だった トリュフシンクロ!
こういう時期は兄弟姉妹の家族がふつうに集まるときだから、
ほおっておいても皆で会食があるときなのに、それと近い期間にもう一度私達だけさそわれる
妙ね、と思いながらもおよばれする側なので、ラッキーくらいに考えていた
あるとき、なんでこの時期? ていう軽い会話になると
「 大五郎んちは出すほうばっかりだから・・ 」 と返ってきた
そうか、
双方の兄弟姉妹のなかでも、うちだけ子供がいないので
お年玉や祝い事はじめ、なんなと払う側にまわるのが慣例となる
しかしそんなことは当然で、世間の子無し世帯は不思議とも思っていないはずだ
私だって子供のいない叔母やご近所の方からもよくしてもらってきた
それが世のならいというものだろう
言うてもぜんぜん大したことはしないし、できないし
だが、きっとそこが親心というものなのかも
我が子が十二分に大人になっていたとて、
ほかの子供家族とくらべると、どこか不憫に感じているのかもしれないな
その親心、
ちょっぴり切なくもあるが、すこし申し訳なく、とてもありがたい思いやりである
ありがとね、ありがとね
こんなブーちゃんが探してくれたかもしれないトリュフもありがとね
*画像お借りしました