お八つでも買いにゆこうかねー、つて
院内をぶらぶらしていたら
廊下で、以前おせわになった一番お若い研修医の先生に遭遇した
最後にお顔をみてからもう二年以上になるだろうか
専門の科を選択なさる期間で、三か月ごとに科を移動する学生先生だったから
おなじ病院とはいえ広い大学病院、以来お会いすることもなかった
すっごい久しぶりだから、 まあ!先生! つて目をむいて声をかけるも
「 あー、大五郎さーん、ケーキすんごいおいしかったです~ 」 と、大笑顔
ていうか、ケーキって二年前に渡したやつじゃないの
なんかこの雰囲気、まるで先週会ったばっか、みたいな感じだわ
もー、あいかわらずポーッとしてなさるのねえ
そんで先生の進路についてとか、廊下でぺちゃくちゃおしゃべりして
三月で他の病院に移動されるそうだから、
最後にお顔見れてほんとよかったわー、つて嬉しんだ
そのあと診察の時間になり
主治医の先生のお話もひと段落したのち
「 先生、
他の患者さんが、
大五郎さんの先生、研究でね、いっぱい賞もろうたはるよ
病院のHPに載ってるよ
て教えてくれてね、見てみたらほんとすごいねー
だから家族にも、『 わたしの先生すごいんよー 』 て自慢してたの 」
なんて、世間話にうつると
顔を隠して、「 そんなん! 全然ぜんぜん大したことなくって!」 と恥ずかしがられた
一見、オネエ的なくらいに可愛らしすぎる照れがりよう ( しかし子沢山 )
ほんと、私の先生たちっていつまでも愛くるしい
いつもいつもありがとうね