お八つと、テレビ欄


女性ですが、大五郎と申します。
by qqpm6m89
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お浄瑠璃



年明けのきぜわしさも段落し、

まだかすかにのこる新春の華やかさもたのしみたい

国立文楽劇場へ人形浄瑠璃でもみにいくか、と一人思い立つ




文楽というと、

むしろ子供のころのほうがなじみがあったというか、

園児のころの社会科見学とか、親につれられてとか

当時はもちろん、話言葉のききとれぬ人形劇としておもしろがったり、

大半は退屈したりしながら座っていたようにおもう

以降、

青少年、青年時代にはとんとご無沙汰となって縁遠くなり

妙齢になった今、また思い出したかのように楽しんでいるのだ




能や歌舞伎なぞでもそうだが

男性が女性を演じたり、老人が若人を演じたり、と

異質なものが異質な役を演じ、それがしぜんな姿にみえてくるところに妙がある

人形浄瑠璃はそういうものに輪をかけて、

あきらかにつくりものの硬そうな物体を、黒子のみならず、

操り手は素顔をおおきくさらしたまま視界に入ってくるのに

段々、違和感がなくなり、形が人にみえてくる

けっしてリアルな作りではない人形の

こと、後ろ姿ににじむ生身の質感にはハッとさせられる



さすが伝統芸能だけあって

人間国宝の師匠がたも大勢いらっしゃり

太夫、三味線、人形遣い、と、三業どの分野もすばらしいけれど

やはりわたしは、人形遣いの

「 三代目・吉田 簑助 (よしだ みのすけ) 」 に圧倒される

彼が手にした女形のなんとなまめかしいことよ

体温をもたぬつくりものに

一瞬で血がかよう瞬間が、

人肌の温度が、

「 感じる 」 以上に、もっとむきだしに 「 目 」 に映る

何の知識ももたず、初めて文楽をみる者が、舞台のどなたを簑助と知らなくとも

きっとかならずわかるだろう

かならず視線が止まるだろう

そのくらい図抜けているのだ


d0152574_14393396.png



つい最近まで、この時代にうまれたからこそ目に出来るしあわせにあまり頓着がなかった

「 いつでも見れるでしょう 」 

「 いつでも行けるでしょう 」 

「 いつでもできるでしょう 」    と


しかしそうではない

だからといって、あれも、これも、なにもかも、では、少々欲深い

けれどもし、深く琴線にふれたもので、

享受できる時間と機会と、身の丈にそぐうた懐ができたときには

できるだけ出向いてゆきたいものだ

簑助が操る遊女をながめながら、深く深くそう思う

そうおもう


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by qqpm6m89 | 2014-01-19 14:54 | すてきー | Comments(4)
Commented by ましこ at 2014-01-20 00:01 x
こんばんは大五郎さん

園児の頃の社会見学   はぁ・・・・  た  ため息が・・・・
貴女は 御幼少の頃から既に”大五郎さん”だったのですね(←意味ㇷ)
人形に魂が宿る  心臓をぎゅうと掴まれたような記憶が今蘇りました

あ~~~良い夢見られそうです  おやすみなさい

Commented by qqpm6m89 at 2014-01-20 12:13
ましこさんこんにちは!

どの時代も大人は子供に色んなものをみせる機会をあげなくちゃ、と
考えているのでしょうが
わたしたちクソガキは、修学旅行でお寺をみても、社会科見学で伝統芸能をみても、「気づき」を得る子は奇跡のようにすくなく
バカ大五郎と、のこり99%は、ギャアギャア、ギャアギャアと子ガモのように
なんの興味ももたずさわぐのみでした
あとでアイスクリームとか食べにつれてってもらえるのか・・?、の方が
気になって、一切舞台の記憶はありませんね

親の心、子知らず
大人心、小僧知らず、の典型みたいなものです!

Commented by ましこ at 2014-01-20 22:16 x
大五郎さん こんばんは

なんだか一年振りに観に行きたくなりました

2月のチケット購入しま~す  

Commented by qqpm6m89 at 2014-01-20 22:41
おお! それは、それは、

ごゆっくり堪能してきてくださいね!
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