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商店街のかえりみち、
自転車で上り坂をはしらせていたら
うしろから、口笛がきこえた
どなたかが吹きながら後方においでのようだ
なにかの曲のようである
口笛なんてめずらしいものではないのだけど
背後から、本格的なビュービュビュ~、ヒューヒュヒュ~、なんてのが追ってくると
ひじょうに不気味
不気味すぎて、ふりかえりすらもできない
まだ日は高いし、まわりに通行人も、並走している自転車もおおぜい居らっしゃる
でも、知らぬ楽曲のくちぶえがだんだん近づいてくる恐怖といったら・・・
たまらなくなって、
電動の馬力を最強にし、ぐいんとターボした
それで逃げ切りをはかろうと思ったが
折わるく信号につかまってしまい、恐怖の口笛からは逃れられなくなった
果てはおいつかれ、いよいよ隣に遭遇してしまう
見たくないのに、みえちゃう、みたいな
会いたくないのに、会っちゃう、みたいな
当の人物は、ごくふつうのひょろ細い青年だった
彼くらいなら、「 いざという時 」 わたしの腕力で組み伏せられるはずだ
もはや敵ですらない
ライオン対インパラ、くらいの
とは、わかっていても
あの背後からじょじょに近づいてくる口笛の不安感ったらないわー
by qqpm6m89
| 2013-09-24 09:45
| 思い出
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