一切、うたがうことはなかったけれど
吉田沙保里選手は、やはりすごかった
至極当然に、アレクサンドル・カレリンの記録をこえて13連覇、完全試合
まさに、 「 霊長類最強の女 」 である
彼女のすごいところは、数々の大記録をものにしても、
まったくモチベーションが下がらないようにみえること
いつも、目をキラキラさせて、即座に次の目標を語られる
日々、極限のトレーニングをこなすアスリートならではの
すこし休みたい、考えたい、という安堵感より
すぐにでも走りだしたい! というよなエネルギーに満ち溢れている
あの、心身ともから醸し出される無尽蔵の熱量が
観る側にも 「吉田選手ならだいじょうぶ 」 って、確信を与えるのだろう
ほんとうに珠玉のアスリートである
↓ イカす肩車!
かつて、 「 霊長類ヒト科最強 」 といえば
PRIDEなどで活躍した総合格闘家のマーク・ケアーの謳い文句だった
しかし薬物などに手を染め、
のちの試合では別人のように弱弱しく精彩を欠き、マットから消える
ひとの人生、だれしも意図せぬ方向へ走ってしまう可能性はゼロでなく
こんなはずじゃあなかった、と後悔する時もあるだろう
彼が今どう過ごしておられるかはわからぬが
はやく、おだやかな暮らしにもどってなさればいいな、と思っている