映画館好きのひとからは、
いがいときびしい声のおおいシネコンだが
よいところもある
たいがい好きなお席がとれたり、清潔なので快適だったり、もあるけど
なにより良いのが、
「 鷹の爪・マナームービー 」や「 ショートムービー・紙うさぎロペ 」が流れるところ
シネコンの、というより、東宝の、といったほうがいい一人手柄だとおもう
あれが観たいがために、あまたある大手をさしおいてTOHOシネマズを選択する
紙うさぎロペ、ほんとわらえるわ
背景の街並みもやたらリアルなかんじだし
なにより兔のロペと、りすのアキラ先輩の会話は、超リアルである
東にすむ男の子たちは日々、
あんな口調で、こんなテンポで、そういう会話をしているのだろうな、とほほえましい
若者にかぎらないけれど
本来、若いもんの会話とはああいう意味もなく、他愛のないものだ
真剣になやみ、未来を深刻に語ることの重要さはもとより
愛すべき能天気な会話がこれだけゆるされるこの国は、やはり恵まれているのだろう
思慮深さはおおいにひつよう
日本人が平和ボケ、と揶揄されていることも事実
でも、平和ボケが 「できる」 アキラ先輩みたいな若者が大勢居るありがたみに
ちょっと安心する
今回、大きな国難があったからこそ
よけいにそんなことをふと感じたのだ
主人公のロペより、いつも大活躍の栗鼠、アキラ先輩
わらい声がマジキュート