NHKの教育テレビをみていたら
北欧だったかどっかの、
すてきなママのつくるすてきなお八つ、的な映像が流れていた
それがちょっと驚愕だった
若く美しい母親が台所で何かをつくり始める
大皿に、なにか葉っぱな青物をしきつめる
その上に、短めのウインナを半分に切ったものを五、六本立ててゆく
ウインナの上に、マヨネーズをちょいとしぼる
その上に、ポテトチップスをのっけて出来上がり
所要時間、ほぼ三分
ナレーションでは 「 森のきのこに見立てたおしゃれなお八つ 」 紹介になっていた
母親が出来上がりましたよ、って声をかけると
天使のようなふたりの子供がわらわらとやってきて、母子三人で食べ始める
子は、傘部分のチップスをめりっと剥がして齧り
母は、茎部分のウインナを「いけるわね」的な、したり顔でつまむ
森に見立てた葉っぱは、なにも味付けしてないので、たぶん誰も手を出さないだろう
・・・・・・
あんなんいやや!
同じ素朴にしても、蒸しただけ、とか剥いただけ、なぞのお八つは歓迎だけど
まったく意味無く、美味しくなさそうだったあの皿
たとえ 「素敵な遊び心」 と推薦されても、私が子供なら
おかあちゃん、なにしてくれてんの!
て、怒ると思う
子供にとってのお八つは、実利主義だ
味や食べ応えを第一に考えてもらわねば困る
肝心のデザインも、全然キノコ見えてなかったし
女性に人気の高い北欧文化にけちをつけるつもりはないが、
今回ばかりは、大いにケチをつけずにはいられない